おしっこが出ない状態で動物病院へ駆け込んだ場合、即座にバイタルチェックと超音波・レントゲン検査が行われ、迅速な閉塞解除処置が実施されます。
最も一般的な処置は、麻酔や鎮静下で尿道口から細い医療用チューブを挿入する「カテーテル導尿」です。詰まっている結石や粘液栓を生理食塩水で押し戻しながら尿道を開通させ、膀胱内に溜まった尿と老廃物を一気に抜き取ります。その後、点滴を行って脱水の補正と尿毒素の排出を促します。
気になる治療費の相場ですが、初期の導尿処置や血液検査、点滴で数万円程度、数日間の入院管理が必要な場合は5万〜15万円前後が一般的な目安となります。尿道閉塞を何度も繰り返す難治例では、尿道を広げる外科手術(会陰尿道造瘻術など)が検討され、費用は20万〜30万円を超えるケースもあります。
もし異変に気づいたのが夜間や休診日であっても、ためらわずに「夜間救急動物病院」へ連絡してください。深夜料金が加算される場合でも、即座の受診が愛猫の命を救う唯一の選択肢です。