外部のTikTok動画ダウンローダーを利用する際、最も多くの人が懸念するのが「セキュリティ上の危険性」と「法的な違法性」の2点です。
まず法的観点から見ると、日本の著作権法第30条において、個人的にまたは家庭内で楽しむための「私的使用のための複製」は基本的に認められています。正規に公開されている動画を自分だけで見返すためにダウンロードする行為自体は、直ちに処罰対象になるわけではありません。しかし、違法にアップロードされたと知りながら著作物(テレビ番組、アニメ、公式MVなど)をダウンロードする行為は、2021年の著作権法改正以降、私的利用であっても違法(刑事罰の対象)となります。
さらに、ダウンロードした他人の動画を自分のSNSアカウントに再投稿したり、編集して商用利用したりする行為は明白な著作権侵害にあたります。TikTokの利用規約でもプラットフォーム外での無許諾複製は禁じられており、アカウントの停止措置や損害賠償請求に発展するリスクを孕んでいます。
セキュリティ面におけるリスクの実態は、ツールそのものというよりも画面上に過剰配置されたアドネットワーク(悪質広告)にあります。ダウンロードボタンに偽装した広告を踏ませ、フィッシング詐欺サイトへ誘導したり、不要なプロファイルをインストールさせようとする手口が主流です。サイトの仕組みを正しく見極めるリテラシーが求められます。