岸田文雄氏の家系図を語る上で、最も世間の関心を集めるのが第78代内閣総理大臣・宮澤喜一氏との親戚関係です。「岸田家と宮澤家は直系の親子・兄弟なのか?」という誤解も一部で見られますが、正確には姻戚関係(血縁ではなく婚姻によって結ばれた親戚)に位置します。
具体的には、岸田文雄氏の父・岸田文武氏の妹(文雄氏の叔母にあたる玲子氏)が、宮澤喜一氏の実弟である元法務大臣・広島県知事の宮澤弘氏に嫁ぎました。この婚姻関係により、宮澤喜一氏の甥にあたる宮澤洋一参議院議員(元経済産業大臣・自民党税調会長)と岸田文雄氏は母方の従兄弟同士という極めて濃密な関係にあります。
宏池会(旧岸田派)の源流を築いた池田勇人元首相の系譜を引く宮澤家と岸田家が強固に結びついたことは、広島政界における絶対的な地盤の確立を意味していました。さらに岸田家の親族関係を辿ると、元副総理の後藤田正晴氏や、戦前の鉄道大臣を務めた小川平吉氏の一族とも網の目のように繋がっており、まさに日本の近代政治史を体現する閨閥が形成されています。