4本針や5本針を使わず、長い輪針1本で小さな周囲を編み上げる画期的な技法が「マジックループ」です。また近年は、針先の長さが左右で異なる「非対称輪針」の普及により、靴下編み(ソックニッティング)のハードルが大幅に下がっています。
マジックループの基本手順
マジックループを行うには、80cm以上でコードがしなやかな輪針(addiのソックロケッツやSeeknit、HiyaHiyaなど)を用意します。
1. 必要な目数を作ったら、全体のちょうど半分の位置でコードをグッと引っ張り出します。
2. 目が前後の針に半分ずつ分かれた状態にします。
3. 奥側の針を引き出し、その針を使って手前側の針にかかっている目を編み進めます。
4. 半分編み終わったら編地を180度回転させ、同様の手順で残り半分を編みます。
この動作を繰り返すことで、周囲10cmに満たない靴下のつま先やかかともスムーズに編み進めることが可能です。
非対称輪針の使い分け
全長23cm前後のミニ輪針の中でも、左針が短く右針が長い「非対称輪針」は、コードを引き出す手間なくノンストップでぐるぐると編み続けられるのが最大の利点です。マジックループ特有の「針の切り替え部分の目が緩む(すじが入る)」現象が起きないため、一定のテンションで均一な編み目を保ちたい中級者以上から絶大な支持を得ています。