ヘアドネーションを検討する際、最も重要な客観指標が「髪の長さ」です。国内には複数の受領団体が存在しますが、規定の長さに達していない毛束は、せっかく送ってもウィッグの材料として活用できず廃棄処分になってしまうことがあります。
代表的な団体であるJHD&Cは、医療用フルウィッグの材料として「31cm以上」の毛束のみを受け付けています。頭頂部から毛先までを覆うウィッグを製作する場合、髪の毛を中央で折り返してネットに植え込む工程があるため、31cmの毛束から作られるウィッグの仕上がり長さはおよそ15cm(ショートボブ程度)になります。これ未満の長さでは頭全体を覆うフルウィッグの基準を満たせません。
一方、女子小中高生やロングヘアまで伸ばすのが困難な方向けに、「15cm以上」から受付を行っているのが「つな髪」などのプロジェクトです。15cm以上31cm未満の髪は、インナーキャップ型の部分ウィッグ(帽子と組み合わせて着用する簡易型ウィッグ)の素材として活用されます。ただし、受領状況や在庫バランスによって15cm枠の受付を一時停止・制限している期間もあるため、事前の公式告知の確認が必須です。
上記の通り、ヘアドネーション 31cm 美容院で切るか、ヘアドネーション 15cm 対応サロンを探すかによって、目指すべき髪の長さと寄付先が分かれます。自身の現在のレングスと、切り終えた後の理想のヘアスタイルを照らし合わせて選ぶ必要があります。