お伊勢参りで最も多くのドライバーが陥るミスは、内宮の入り口である宇治橋前まで車で直行しようとすることです。伊勢神宮の参拝は外宮(豊受大神宮)から内宮(皇大神宮)の順に巡るのが古くからの習わしですが、移動距離は約4キロ離れており、移動時のルート選択が生死を分けます。
大渋滞を回避する最大の裏ワザは、伊勢西インターチェンジ(IC)で降りず、手前の伊勢ICを利用するか、パーク&ライドへ流れる迂回ルートを選択することにあります。休日や観光シーズンになると、伊勢西IC出口付近は本線上にまで及ぶ長蛇の列が発生し、警察による出口規制が行われることも珍しくありません。インターを降りられたとしても、外宮・内宮を結ぶ主要幹線道路である御幸道路(県道32号)や国道23号線は完全にマヒします。
ここで知っておくべき決定的な穴場が、近鉄・五十鈴川駅周辺の駐車場を利用するルートです。内宮まで徒歩約25分〜30分と少し距離はあるものの、駅前から発着する三重交通の路線バス(乗車時間約6分)を使えば、渋滞する一般車を横目に内宮前ロータリーまでスムーズにアクセスできます。五十鈴川駅前の市営・民間駐車場は1回数百円程度と料金設定も良心的で、宇治浦田交差点の悲劇的な混雑に巻き込まれるリスクを根本から遮断できます。