「見た目だけの違い」という従来の認識を完全に覆したのが、走りの質感とシャシーチューニングの差別化です。新型40系のステアリングを握ると、両車の性格の違いが手に取るように伝わってきます。
ヴェルファイア専用に投入された2.4L直列4気筒ターボエンジン(T24A-FTS)は、最高出力279ps、最大トルク430Nmという圧倒的なスペックを誇ります。低回転域から湧き上がる極太のトルクとダイレクトシフト8速ATの組み合わせにより、車重2トンを超える巨体を意識させない鋭い加速レスポンスを実現しました。さらに、ヴェルファイアにはラジエターサポートとサイドメンバーを繋ぐ「フロントパフォーマンスブレース」が専用装備され、サスペンションも減衰力を高めた専用セッティングとなっています。ステアリングを切った瞬間の回頭性が極めて高く、ミニバン特有のロール感を抑えた「ドライバーズカー」としての走りを堪能できます。
一方のアルファードは、乗り心地と静粛性を極限まで追求した味付けが施されています。足回りはしなやかに路面の段差をいなし、微振動を乗員に伝えない上質なサスペンションストロークを確保。2.5L NAガソリンエンジンは過度な過激さこそないものの、日常域での滑らかでリニアな加速フィールを提供し、2.5Lハイブリッドモデルではモーター駆動特有の滑るような静けさと優れた実燃費(WLTCモード16.5〜17.7km/L)を両立させています。同乗者が車内でビジネスの商談を行ったり、睡眠を取ったりする用途には、アルファードの穏やかな挙動が極めて高い安心感をもたらします。