鈴木みのるの強さの根幹を語る上で欠かせないのが、若き日の濃密なキャリアです。横浜高校時代にレスリングでインターハイ出場など輝かしい実績を残した鈴木は、1987年に新日本プロレスへ入門。アントニオ猪木や藤原喜明、カール・ゴッチの薫陶を受け、レスリングと関節技の基礎を徹底的に叩き込まれました。
その後、UWF、藤原組を経て、1993年に船木誠勝らとともに立ち上げたのが総合格闘技の先駆けである「パンクラス」でした。「完全実力主義」を掲げたパンクラスの舞台で、鈴木はケン・シャムロックやモーリス・スミスといった世界の強豪たちと素手・顔面掌底ありの過酷なルールで対戦。第2代キング・オブ・パンクラシストの座に就くなど、目覚ましい戦績を残しました。
当時培われたキャッチ・アズ・キャッチ・キャン直伝のサブミッション技術と勝負度胸こそが、現在のプロレスリングでも相手を一撃で仕留めるリアリティの源泉泉となっています。