なぜキルケラン12年はプレ値高騰?定価と入手方法・味の評判を徹底解説

なぜキルケラン12年はプレ値高騰?定価と入手方法・味の評判を徹底解説

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キルケラン12年を語る上で欠かせないのが、造り手であるグレンガイル蒸留所の数奇な歴史です。かつて世界のウイスキーの首都と呼ばれ、30以上もの蒸留所がひしめいていたキャンベルタウンですが、20世紀の不況や大戦の影響で衰退し、一時は「スプリングバンク」と「グレンスコシア」のわずか2カ所にまで減少しました。

スコッチウイスキー協会(SWA)の規定では、独立した生産地域として認められるために最低3つの稼働蒸留所が必要とされており、キャンベルタウンは地域認定の危機に直面していました。この窮地を救うべく、スプリングバンクのオーナー企業であるJ&Aミッチェル社が、1925年に閉鎖されていた旧グレンガイル蒸留所の建屋を取得。2004年に約80年ぶりの再稼働を果たし、キャンベルタウンの歴史と誇りを守り抜いたのです。

なお、製品名が蒸留所名と同じ「グレンガイル」ではなく「キルケラン」と名付けられている理由は、すでに別の企業がグレンガイルの商標を所有していたためです。キルケランとは、キャンベルタウンの古いゲール語名「セン・ロッホ・キルケラン(聖キアランの教会の岬)」に由来しており、土地のルーツへの深い敬意が込められています。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。