福岡カレー名店の筆頭として語られるツナパハですが、大名1丁目の路地裏ビル2階に構える「不思議香菜ツナパハ(本店)」と、天神ソラリアプラザ7階の「不思議香菜ツナパハ+2」の間には、明確な機能的棲み分けが存在します。最大の相違点は、空間設計がもたらす利用ハードルの違いにあります。
大名本店は、エキゾチックな調度品と薄暗い間接照明が醸し出すアジトのような濃密な隠れ家感が魅力です。しかし、階段のみのアクセスや限られた席数ゆえに、混雑時の待機列やベビーカー・大型荷物を抱えた入店には物理的な制約が伴います。一方、ツナパハ+2は大型複合商業施設内に位置し、エレベーター完備の完全バリアフリー構造を採用しています。警固公園を一望できる開放的なガラス窓と明るく洗練された店内レイアウトにより、女性のひとり客からシニア層、ファミリー層までがストレスなく足を運べる開かれた空間へと昇華されています。
営業時間と利便性の面でも顕著な差がみられます。本店がランチとディナーの間で中休みを挟む体制をとるのに対し、ソラリアプラザのツナパハ+2は11:00から22:00(L.O. 21:30)までの完全通し営業を維持しています。西鉄福岡(天神)駅や地下鉄天神駅の改札から雨に濡れずに直行できる導線に加え、各種クレジットカード、交通系IC、QRコード決済へのフル対応など、都市機能としての使い勝手は極めて秀逸です。