70代の今も色褪せない「昭和・平成・令和」を疾走するスター・柴田恭兵——軽妙なステップと圧倒的演技美学の真実

70代の今も色褪せない「昭和・平成・令和」を疾走するスター・柴田恭兵——軽妙なステップと圧倒的演技美学の真実

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柴田恭兵の名を日本中に轟かせた最大の金字塔といえば、やはり『あぶない刑事』シリーズである。舘ひろしとの黄金コンビで演じた「ユージ」こと大下勇次は、従来の泥臭い昭和の警察像を根本から覆した。港町・横浜を舞台に、サングラスをかけ、軽妙な軽口を叩きながらスタイリッシュに走る姿は、当時の若者文化を決定づけた。

彼の真骨頂は、何と言ってもその圧倒的なランニングフォームにある。ただ足が速いだけではない。長い手足を滑らかにしならせ、風を切って疾走するシルエットの美しさ。あの躍動感は、デジタル技術やCGが高度に発展した現在においても、他の追随を許さない独特の快感を観客に提供し続けている。

森 瞳
著者

森 瞳

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