総合的な評価指針であるGlobal Firepower Indexは、単なる兵器の所有数だけでなく、燃料備蓄量、物流能力、財政力、地理的条件など60項目を超える要素を掛け合わせて算出される。日本はこの指標において、優れた工業基盤と圧倒的な経済規模、安定したインフラによって極めて高いスコアを獲得している。
一方で、権威ある機関であるストックホルム国際平和研究所(SIPRI)などの報告が示すように、ハード面での高い評価の裏には深刻な課題が隠されている。弾薬や燃料の備蓄不足、基地の抗たん性(攻撃に耐える能力)、さらに少子化に伴う自衛官の定員割れだ。ロジスティクスの持続可能性や人的資源の確保という観点では、インデックスの数字以上の脆さが懸念されている。