彼女の役者人生における大きな転換点となったのが、NHKの連続テレビ小説『純と愛』への出演だ。癖のある役どころを見事に演じ切り、茶の間に強烈な印象を刻み込んだ。ここで見せた複雑な感情の機微を表現する力は、その後のキャリアを大きく拓く鍵となった。
さらに、映画『茶飲友達』で見せた衝撃的な熱演は、彼女の真価を映画界に見せつけることとなる。社会の陰影に光を当てる重厚なヒューマンドラマにおいて、絶望と希望の狭間に立つ人物を見事に体現。人間の業や孤独をリアルに描き出す作品世界の中で、彼女の存在感は圧倒的な鋭さを放っていた。これまでのイメージを鮮やかに覆す覚悟の演技は、多方面から絶賛を浴びることとなった。