ネット上の情報には、読者のクリックを誘うために実態とかけ離れた還元率を表記するサイトも存在します。賢い納税者として立ち回るためには、数字のトリックを見抜くリテラシーが必要です。
注意すべきは「市場価格の水増しによる見せかけの高還元率」です。例えば、一般にはほとんど流通していないマイナーなブランド牛や加工品に対し、自社ECサイトで意図的に高額な通常価格を設定し、「1万円相当が寄付額1万円で手に入る(還元率100%)」とアピールする手口です。実質的な市場価値を冷静に見極めるには、同等クラスの牛肉や豚肉が一般的な大手通販サイトでいくらで販売されているかを横断検索し、客観的な相場と比較する習慣が欠かせません。
また、旅行クーポンや地域限定電子マネーに関しても、「還元率30%だから安心」と飛びついたものの、対象施設が高級旅館に限られていて持ち出し費用が高額になったり、有効期限が短すぎて使い切れずに失効したりするトラブルが報告されています。還元率のパーセンテージという表面的な数字だけでなく、「自分が本当に使うものか」「生活の中で確実に消費できるか」という実需との一致こそが、真の満足度を左右します。