遠藤保仁のキャリアを振り返る上で欠かせないのが、日本サッカー協会の歴史に刻まれた2010年FIFAワールドカップ南アフリカ大会での輝かしい活躍だ。デンマーク戦で見せた美しいフリーキックは今なお語り草だが、あの歴史的瞬間の裏側にも家族の強い絆が存在していた。現地や日本から送られる妻や子供たちからの声援が、大きなプレッシャーと戦う彼の背中を力強く押した。
また、ガンバ大阪の中心選手としてアジアの頂点に立ったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)や、クラブを栄光へと導いた数々のタイトル獲得の陰にも、常に変わらぬ家庭の支えがあった。キャリアの後半に挑戦したジュビロ磐田への移籍といった大きな決断の際にも、妻の深い理解と後押しが彼の背中を押したことは言うまでもない。