時代の要請に応じて、館内で展開される生涯学習・コミュニティ事業の毛色も大きく様変わりした。かつての簿記やワードプロセッサ講習会に代わり、現在フロアを賑わせているのは、フリーランス向けのセルフブランディング講座や、地域共生をテーマにしたデザイン思考のワークショップだ。
雇用形態が多様化し、個人事業主やギグワーカーが急増したこの街で、「勤労者」の意味そのものが書き換わった。企業に属していようがいまいが、渋谷で何かを生み出し、暮らす人々を等しくエンパワーメントする。そんな現代的なセーフティネットの機能が、講座のラインナップからもはっきりと読み取れる。