非正規戦闘員であるパルチザンが戦時中に敵軍に捕らえられた際、正規兵と同様に「捕虜」として人道的に扱われるのか、それとも単なるテロリスト・犯罪者として処刑されるのかは、長年にわたり国際法上の大きな論争点でした。
近代国際法において、1949年のジュネーブ第3条約(捕虜の待遇に関する条約)第4条により、非正規軍や民兵組織が合法的な交戦者(捕虜資格を有する戦闘員)として認められるための厳格な4条件が規定されました。
その要件は、①部下について責任を負う指揮官が存在すること、②遠方から識別可能な固有の記章を着用していること、③公然と武器を携行していること、④戦争法規や慣例を遵守して作戦行動を行っていること、の4点です。これらを満たさない不正規戦闘員は合法的な交戦権を持たず、拘束時に過酷な処遇を受けるリスクを背負うことになります。