トレファノサイド乳剤に関して、ネット上で散見される致命的な誤解を是正しておく必要があります。
第1の誤解は「すでに発芽した小さな雑草なら枯らせる」という思い込みです。トレファノサイド乳剤は純粋な土壌処理剤であり、茎葉処理効果(既に伸びた葉や茎から吸収されて枯殺する効果)は一切ありません。子葉がわずかに出てしまった雑草に対して散布しても完全に無効であり、雑草の生育を止めることは不可能です。必ず「雑草発生前」のタイミングに散布しなければなりません。
第2の誤解は「効き目を長持ちさせるために倍の濃度で撒けばよい」という危険な過量散布です。トリフルラリンは土壌中での残留期間が比較的長い性質を持っています。規定量を超えて過剰に散布すると、後作の敏感な作物(イネ科作物やアブラナ科作物など)にまで深刻な残留薬害が及び、翌シーズンの作付け計画が崩壊する事態を招きます。安全使用基準に定められた散布回数と薬量は、後作への影響も含めて設計された厳密な境界線です。