社会現象を巻き起こした『のだめカンタービレ』の千秋真一役で一世を風靡した玉木宏。キャリア初期の貴公子的なイメージから脱皮し、近年では映画『ゴールデンカムイ』の鶴見中尉役で見せた怪演に至るまで、狂気と色気を兼ね備えた重厚なバイプレイヤー/主役へと凄まじい深化を遂げた。
所属事務所であるアオイコーポレーションの看板を背負い、ハードなアクションや肉体改造を伴う難役に挑み続ける玉木。そのストイックな役作りを精神的・肉体的な両面から支えているのが、家庭という絶対的なシェルターの存在だ。現場の緊張感から解放され、等身大の自分に戻れる場所があるからこそ、スクリーンで見せる表現の振れ幅は年々鋭さを増している。