タワーマンションで誰もが羨む暮らしを送りながらも、夫からの DV や精神的圧迫に苦しむ主人公・平賀さくら。主演を務める篠原涼子が魅せたのは、傷つきながらも自身の尊厳を取り戻そうとする揺れる女心だ。そして、傷ついた彼女を優しく包み込む金魚屋の店主・春斗を演じた岩田剛典の存在が、物語に切なくも眩い光を投げかける。
一見すると不倫を描いた情熱的な恋愛ドラマに見えるかもしれない。しかし本質はそこだけに留まらない。登場する6人の妻たちが抱える秘密、人間関係の歪み、そして背後に潜む過去の因縁——物語が進むにつれて緊迫感を増すサスペンスドラマとしての完成度が、観る者を惹きつけて離さないのだ。