いざ受診しようとした際、多くの患者が「整形外科か、婦人科か、リウマチ科か」で迷います。受診科の選択は、現在の症状の主訴と緊急性によって明確に振り分けるのが最も効率的です。
1. 整形外科(手外科専門医)を受診すべきケース
指の特定の関節が赤く腫れている、骨が出っ張ってきた、指を曲げるとカクッと引っかかる(ばね指)、瓶のフタが開けられないほどの激痛がある場合は、一般の整形外科ではなく「日本手外科学会認定の手外科専門医」が在籍するクリニックを受診してください。骨の変形度合いをレントゲンで正確に診断し、適切な夜間固定装具(スプリント)や局所ステロイド腱鞘内注射などの物理的処置を迅速に行えます。
2. 婦人科・更年期外来を受診すべきケース
手指の強張りだけでなく、ホットフラッシュ、急激な発汗、動悸、抑うつ感、不眠など、更年期特有の全身症状が複数重なっている場合は婦人科が適しています。ホルモン補充療法(HRT)の適応検査や、後述するエストロゲン類似物質の代謝測定を行えます。
3. リウマチ科・膠原病内科を受診すべきケース
朝のこわばりが1時間以上続いて昼前まで治らない、両手の手首や第2関節が熱を持ってパンパンに腫れている、微熱や倦怠感が抜けない場合は、リウマチ専門医による血液検査および関節エコー検査を最優先してください。