ウィーンからブダペストへ向かう旅は、ヨーロッパの栄華を担った偉人たちの歴史を追体験する贅沢な時間でもある。ウィーンの街角には、今なお神童ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが活躍した劇場の余韻が漂う。彼が名作オペラを紡ぎ出した聖シュテファン大聖堂の周辺を散策した後は、列車に乗り込んでブダペストを目指そう。
ブダペストへ到着したら、まず足を延ばしたいのがゲッデレー宮殿だ。ここは、国民から「シシィ」の愛称で親しまれたオーストリア皇后エリザベート(オーストリア皇后)がこよなく愛した別荘として知られる。ウィーンの厳格な宮廷生活を嫌い、自由な風が吹くハンガリーを心の拠り所とした彼女の軌跡。二つの都市を繋ぐ歴史の糸を辿ることで、景色はより深い彩りを帯びてくる。