1983年のデビューアルバム『十七歳の地図』、そして社会現象を巻き起こしたシングル『卒業』。これらの楽曲は、日本の音楽産業におけるジャパニーズ・ロックの概念を根底から覆した。夜の校舎の窓ガラスを割って回る過激な歌詞の裏にあったのは、単なる反抗ではなく、自由の意味を探し求める少年の切実な祈りだった。
型にはめられた生き方を拒み、自分の言葉で世界と対峙する姿勢は、同世代のみならず世代を超えて共鳴を広げた。アコースティックギター1本から始まる静けさと、バンドサウンドが爆発するダイナミズム。ステージ上で倒れ込み、叫び、骨折すら厭わなかった鬼気迫るライブパフォーマンスは、音楽が人間の生き様そのものであることを証明していた。