この希有な茶の研究所を率いるのは、創業者であり茶人の櫻井真也氏だ。長年にわたり和の食文化や茶の神髄を探求してきた櫻井氏は、伝統的な茶道の型に固執するのではなく、現代の生活様式に即した日本茶の愉しみ方を提案し続けている。
空間とプロダクトの全体デザインを手掛けたのは、緒方慎一郎氏率いる「SIMPLICITY」である。無駄を徹底的に削ぎ落としたミニマルなインテリア、光と影の繊細なコントラスト、そして美しく配置された茶器群。この徹底された美意識こそが、櫻井氏の思い描く「現代における茶のあり方」を完璧な形で具現化している。