2000年に刊行された自伝エッセイ『PLATONIC SEX』は、400万部を超える空前のミリオンセラーとなった。家出、中絶、AV出演、そして芸能界での苦悩——。そこには、きらびやかな画面の裏に隠された痛々しいまでの真実が綴られていた。自らの言葉で過去の傷痕を隠さず晒したその姿は、世間に大きな衝撃を与えた。
なぜ彼女は、隠しておきたい過去をすべて打ち明けたのか。それは単なる話題作りではなく、過去の自分を赦し、前を向いて生きるための儀式だったのかもしれない。読者はその赤裸々な告白を通じて、華やかなタレントとしてではなく、ひとりの葛藤する人間としての彼女を強く意識することとなった。