ドラマ『結婚できない男』で偏屈な独身建築家・桑野信介を怪演し、日本中を爆笑の渦に巻き込んだ直後の2007年秋。阿部寛は突如として結婚を発表した。会見場に掲げられたのは、自ら筆を執った妻の似顔絵。当時43歳だった彼が射止めた伴侶は、15歳年下の一般女性だった。
二人の接点は、友人を交えた食事会だったと伝えられる。第一印象から惹かれ合っていたものの、交際へ発展するまでには約1年半の友人期間を経たという。大物俳優という肩書を意識させず、等身大の人間として向き合ってくれた彼女の存在が、多忙を極めていた彼の心を解きほぐした。派手な交際宣言も密会報道もないまま静かに愛を育み、ゴールインに至った経緯そのものが、現在に続く完璧な情報管理の原点といえる。