宿泊予約の段階で多くの人が直面するのが、「セブンデイズホテル本館」と「セブンデイズホテルプラス」のどちらを選ぶべきかという選択の悩みです。両館の距離は徒歩でわずか約3分(約200メートル)という至近距離に位置しており、立地的な優劣はほぼありません。しかし、空間が放つ空気感や滞在体験のベクトルには明確なコンセプトの差異が設計されています。
1990年代末に開業した本館は、クリーンな白と無駄のないスティール、厳選された現代アートが配されたストイックな空間美を誇ります。客室数は全64室と程よい規模感で、館内には心地よい静寂が漂います。「外界の喧騒を遮断し、自分自身のリズムを取り戻す」という原初的な思想が最も色濃く反映された空間です。
一方、2008年にオープンした「セブンデイズホテルプラス」は、客室数全105室とやや大きく、1階のエントランスから広がる開放的なパブリックスペースが象徴的です。温かみのある木製家具や、デザイン・建築・写真に関する国内外の書籍が並ぶライブラリースペースが設けられ、自然光がたっぷりと差し込むカフェのような居心地を実現しています。セブンデイズホテルプラス違いを総括するならば、「個の内省に適した静謐な本館」と「交流や寛ぎを包み込む柔らかなプラス」という対比が当てはまります。