Q1:気持ち悪くなった後、少し休んで良くなったらその日の筋トレを再開してもいいですか?
A1:原則としてその日のセッションは中止し、帰宅して休息を取ることを推奨します。安静にしてめまいや吐き気が引いたとしても、血流バランスの崩れやグリコーゲンの枯渇、自律神経の興奮状態は完全には戻っていません。再開しても出力が低下しているばかりか、集中力切れによる重量物の落下など重大事故に繋がる危険性が極めて高いためです。
Q2:スクワットやレッグプレスの時だけ特に気持ち悪くなるのはなぜですか?
A2:下半身には全身の筋肉の約60〜70%が集中しているためです。大腿四頭筋や臀筋群をフル稼働させると、上半身の種目とは比較にならない量の血液が脚に集まり、胃腸や脳への血流低下が劇的に加速します。さらに腹圧を強くかける動作が重なるため、迷走神経反射や運動誘発性嘔気が最も起きやすい種目となります。下半身トレの日は、特に呼吸を止めない意識と事前の糖質補給が重要です。
Q3:ジムに行く前にプレワークアウトサプリを飲むと気持ち悪くなることがあります。関係はありますか?
A3:大いに関係があります。プレワークアウトサプリに含まれる大量のカフェイン(1回あたり200〜300mg以上)は、胃粘膜を直接刺激して胃酸分泌を促すほか、交感神経を過度に刺激して血管を収縮させます。カフェイン感受性が高い人や空腹時に摂取した場合、激しい悪心や動悸、手の震えの原因となります。量を半分に減らすか、ノンカフェイン(ポンプ系)の製品へ切り替えて様子を見てください。
Q4:吐き気止め薬を事前に飲んで筋トレをしても問題ありませんか?
A4:絶対に避けてください。市販の制吐薬や乗り物酔い止め薬で吐き気を無理に抑え込むと、身体が発している「内臓虚血」や「低血糖」という致命的なシグナルを覆い隠してしまいます。ブレーキが壊れた状態でアクセルを踏み続けるようなものであり、急性心不全や重度の脱水、迷走神経反射による急な卒倒など、取り返しのつかない事態を引き起こす危険があります。