東日本におけるちょんの間の最大の集積地として、長年悪名を轟かせていたのが横浜市中区の黄金町(大岡川沿い)でした。この黄金町歴史は、戦後のヤミ市から派生し、京浜急行の高架下に小さな長屋状の違法小部屋が延々と連なる異様な景観を作り出しました。
1990年代から2000年代初頭にかけては、日本人だけでなく東南アジアや中南米、旧ソ連圏などからの不法滞在女性が多数流入。全盛期には250軒以上の不法店舗が密集し、街全体が無法地帯化していました。周辺住民の通学路すら脅かされる事態となり、地域住民の怒りは頂点に達します。
事態が動いたのは2005年。神奈川県警は警察官を24時間常駐させて店舗を完全に干上がらせる「バイバイ作戦」を断行しました。この徹底的なちょんの間摘発により、わずか数年で違法店舗群は完全に一掃されたのです。当時の警察資料や報道特集の記録によれば、警察官が各路地に立ち並び、出入りする客を片っ端から職務質問したことで、街の資金循環を断ち切ったとされています。
現在の黄金町はアートによる街再生が進み、高架下にはギャラリーやクラフトビールバー、工房が整備され、かつての妖しい気配は完全に払拭されました。都市浄化作戦の象徴として世界中から視察が訪れるほどの変貌を遂げたのです。