名曲『恋あざみ』勝彩也の数奇な生涯|有線大ヒットの真相と現在

名曲『恋あざみ』勝彩也の数奇な生涯|有線大ヒットの真相と現在

名曲『恋あざみ』勝彩也の数奇な生涯|有線大ヒットの真相と現在にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

昭和40年代(1965〜1974年)の歌謡界において、『恋あざみ』がいかに特異で強固な受容構造を持っていたのかを客観的に把握するため、当時の主要なムード歌謡ヒット作との比較検証を行いました。

項目勝彩也『恋あざみ』同時代の一般的なムード歌謡編集部の分析・評価発売時期1970年(昭和45年)11月1968年〜1972年頃(最盛期)グループサウンズ終焉後の歌謡曲回帰期に合致主たる普及導線夜の酒場の有線放送リクエスト歌番組・映画タイアップ・深夜ラジオ大衆草の根の共感による自律的メガヒット制作陣(作詞/作曲)泉淳三 / 彩木雅夫川内康範、猪俣公章、中川博之などムード歌謡の巨匠による陰影豊かな旋律設計歌唱アプローチ抑制された低音ハスキー&呟きの美学甘美なビブラートや高音ファルセット飾りを削ぎ落とした情念表現が独自性を確立後世の再評価・流通大物歌手カバー多数、中古盤市場で高人気定番ベスト盤収録中心カルト的人気とスタンダード性を兼備

データが示す通り、『恋あざみ』は過剰な装飾を排した硬派なメロディラインと、夜の現場発という特異な出自によって、他の甘美なコーラスグループ系ムード歌謡とは明確に一線を画していました。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。