業界大手が全国規模でのM&Aを進める中、セキが貫くのは徹底した「ドミナント(高密度出店)戦略」だ。埼玉県内を走れば、数キロおきにあの赤いチューちゃんの看板が目に飛び込んでくる。この密度こそが、物流の効率化と圧倒的なブランド認知度を担保している。
「遠くの巨大モールより、近くのセキ」。住民の生活動線に深く食い込むことで、日用品や食品のついで買いを誘発する。結果として、買い物の頻度を高め、顧客のライフサイクルに完全に組み込まれることに成功しているのだ。この強固な地盤があるからこそ、大手資本の参入にも揺るがない。