店内に入ると、まず目につくのが静かに動く陳列ロボットだ。夜間や混雑時の品出しを自動化することで、店舗スタッフは顧客とのコミュニケーションや、個別のサービスに時間を割くことができるようになった。テクノロジーの導入は冷たい印象を与えがちだが、ここでは逆の現象が起きている。むしろ、お年寄りとの会話や、丁寧な商品説明など、人間らしい温かみが増しているという皮肉な、しかし嬉しい結果をもたらしているのだ。
「いらっしゃいませ」の声に、かつてのようなマニュアル感はない。スタッフ一人ひとりが、街のコンシェルジュのように生き生きと働いている姿が印象的だ。