祇園北高校には伝統的に理数科が設置されているが、この新しい取り組みは理数科の生徒たちだけに閉じられたものではない。普通科の生徒たちもまた、日常的にタブレットを使いこなし、統計データを分析する。
「文系だから数学は関係ない」という古い境界線は、ここには存在しない。アンケート調査の結果をグラフ化し、そこから地域の商店街の活性化プランを導き出す。あるいは、SNSの投稿データを分析して、観光客が本当に求めている広島の魅力を探る。文理の壁を取り払ったデータサイエンスの教育が、生徒たちの視野を世界へと広げている。