川村壱馬が音楽シーンで高く評価される最大の理由は、変幻自在なボーカルワークと感情をむき出しにしたラップスキルにあります。グループ内では低音を効かせた骨太なラップパートを担当することが多い一方、メロウなR&Bバラードでは繊細なファルセットや切ないトーンを巧みに使い分ける卓越した歌唱力を誇ります。
現場を取材する音楽ライターは彼の表現力について、「単にピッチやリズムが正確なだけでなく、歌詞の情景を憑依させる力がある。言葉の語尾ひとつにまで感情を乗せるアプローチは、グループの表現力を何段階も引き上げている」と評価します。
さらに、役者としての実績も目覚ましいものがあります。その代表格が、映画『HiGH&LOW THE WORST』シリーズで演じた主人公・花岡楓士雄(はなおか ふじお)役です。天真爛漫でありながら仲間を何よりも思いやる熱いリーダー像を体当たりで熱演。激しい本格アクションシーンをスタントなしでこなす身体能力の高さは、空手で培った体幹とLDH仕込みの身体操作が生んだ賜物であり、映画ファンからも絶賛を浴びました。
ビジュアル面でも、黒髪短髪からハイトーンのウルフカット、艶やかなセンターパートまで、挑戦的な「髪型」の変遷が常にSNSでトレンド入りを果たします。また、美容やファッションへのこだわりも深く、愛用する香水としてエルメスの「李氏の庭」やトムフォードの上品なフレグランスを愛用していることが知られており、ジェンダーレスな美学を体現するファッションアイコンとしても確固たる地位を築いています。