日本サッカーの文脈においても、サッカー日本代表背番号13は常に「強烈な個性」と「勝負強さ」を持つアタッカーたちが受け継いできた系譜があります。
古くは2002年日韓ワールドカップで初戦のベルギー戦で泥臭く値千金の同点ゴールを決めた鈴木隆行氏や、クレバーな動き出しで前線を牽引した柳沢敦氏が着用しました。そして、この番号を自身の代名詞へと高めたのが大久保嘉人背番号13の存在です。大久保氏は川崎フロンターレ時代に13番を背負い、前人未到の3年連続Jリーグ得点王を達成。2014年ブラジルワールドカップ直前での代表サプライズ選出時にも13番を身にまとい、その圧倒的な闘争心とゴールへの執念でサポーターを熱狂させました。
そして現在の代表シーンにおいて、新たな輝きを放っているのが中村敬斗日本代表背番号としての活躍です。欧州5大リーグであるフランス・リーグ・アン(スタッド・ランス)で研ぎ澄まされた左サイドからのカットインシュートと驚異的な決定力を武器に、日本代表でも出場試合数に対するゴール関与率で極めて高い数値を記録しています。かつてのような泥臭いストライカー像から、現代的な「フィニッシュワークに秀でたモダンウインガー」へと、日本代表の13番は進化を遂げながら受け継がれています。