SNSやネット掲示板では、超次元ゾーンを巡るルールの誤解が時折拡散されます。その最たる例が「超次元ゾーンのカードは山札切れ(LO)を防止できる」「手札に戻す効果を使えば手札に抱えられる」といった古い俗説です。超次元ゾーン 最新裁定において、超次元ゾーンのカードがバトルゾーン以外のゾーン(墓地、手札、マナゾーン、シールドゾーン)へ移動する場合、置換効果として即座に超次元ゾーンへ表向きで戻されます。いかなる手段を用いても、非公開ゾーンである手札や山札に超次元カードが混入することはありません。
また、超次元ゾーンを語る上で避けて通れないのがプレミアム殿堂 超次元の歴史です。その筆頭格が《ヴォルグ・サンダー》。相手の山札からクリーチャーが2体出るまで墓地に落とすという能力は、ループコンボの終着点として数々のデッキで悪用され、対話拒否のゲームエンドを生み出し続けた結果、2019年に完全使用禁止(プレミアム殿堂)の指定を受けました。
TCGにおけるゲームデザインの観点から見れば、超次元ゾーンは「手札を消費せずにマナコスト以上の戦力を盤面に供給できる」という構造的優位性を持っています。それゆえに、一度ループや即死コンボと結びついた超次元カードは、メインデッキのカード以上に規制の手が入りやすい傾向にあります。この歴史的力学を理解することは、環境の移り変わりを予測する上でも大きな知見となります。