テレビ番組で見せる天真爛漫なリアクションや言い間違いの多さから、ネット上では「純粋無垢な天然キャラクター」という側面ばかりが強調されがちです。しかし、現場を共にするレコーディングエンジニアやダンサー、演出家たちの証言からは、まったく異なる人物像が浮かび上がってきます。
リハーサルやレコーディングの現場における岸優太は、誰よりもストイックな完璧主義者です。1小節のピッチのズレやリズムのタメに対して何十回もテイクを重ね、納得がいくまでスタジオに籠り続ける姿勢は、まさに職人そのものです。周囲を和ませる人柄は計算されたものではなく天性のものである一方、ステージ上で見せる表現力は徹底した鍛錬と自制心の上に成り立っています。
「バラエティタレントの延長で音楽をやっている」という見方は、現在のNumber_iのライブ現場を一度でも体感すれば完全に誤解であることが理解できます。無邪気さと冷徹なまでの自己研鑽。この振れ幅の大きさこそが、多くのファンや業界人を惹きつけてやまない岸優太の本質です。