本楽曲の最大の推進力となっているのが、シンガーElianaの圧倒的なボーカルパフォーマンスです。ミュージカル『レ・ミゼラブル』や『レント』など数多くの名作舞台に出演し、卓越した声量と豊かなダイナミクスを誇る彼女の歌声は、劇伴の域を遥かに超えたドラマ性を生み出しています。
澤野氏のボーカルレコーディング現場では、あらかじめ細かく歌い方を指示するのではなく、シンガー本人のグルーヴと情動を引き出すアプローチが取られます。Elianaは低音域のハスキーで深い響きから、サビで一気に解き放たれるハイノートのシャウトまで、グラデーション豊かに表現。劇場のサラウンド環境で鳴り響いた際、スクリーンの炎の揺らぎと完全にシンクロするかのごときカタルシスを観客にもたらしました。