ドラッグストア等で市販されている日焼け止めは、紫外線をブロックする主成分によって「紫外線吸収剤メインの製品(ケミカル)」と「紫外線散乱剤メインの製品(ノンケミカル)」の2つに大別されます。目にしみるトラブルに悩む方は、成分表示の確認が必須です。
特に注意が必要なのが、以下の代表的な紫外線吸収剤です。これらは白浮きせず高いUVカット効果を発揮する反面、粘膜への刺激性が報告されています。
- アボベンゾン(t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン):海外製品や高SPF製品に多用されるが、目の刺激報告が非常に多い成分。
- オキシベンゾン類(オキシベンゾン-3など):肌への刺激性・アレルギー性とともに、目への刺激が指摘される。
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(オクチノキサート):日本の日焼け止めに最も広く使われているが、揮発成分とともに目にしみる原因になりやすい。
- オクトクリレン:耐水性を高める目的で配合されるが、光アレルギーや眼刺激のリスクがある。
一方で、ノンケミカル(紫外線散乱剤)と呼ばれる製品には、主に「酸化チタン」や「酸化亜鉛」という天然鉱物由来の粉末が使われています。これらは肌の表面で紫外線を物理的に反射・散乱させるため、化学反応を起こさず、粘膜にしみる刺激が極めて少ないのが特徴です。肌が弱い方や敏感肌の日焼け止め刺激に悩む方は、まず「ノンケミカル」または「紫外線吸収剤フリー」と明記されたアイテムを選ぶのが基本方針となります。
ただし、紫外線散乱剤であっても完全にリスクゼロではありません。散乱剤の微粒子パウダーが物理的な異物として目に入った場合、ゴロゴロとした摩擦による痛み(物理的刺激)を感じることがあります。それぞれの特徴を理解した上で製品を選ぶ必要があります。