出産祝いを受け取った側には、返礼として「出産内祝い」を贈る慣習がつきまとう。産後直後のボロボロの身体で、授乳と夜泣きに追われながら品物を選び、個別配送を手配する作業は過酷そのものだ。半返し、あるいは3分の1返しというしきたりが、時に母親たちを精神的に追い詰める。
そこで支持を集めているのが、「内祝い不要」の意思をあらかじめ軽やかに伝える工夫だ。「お返しは本当に気にしないで」「赤ちゃんのオムツ代に充ててね」という一言を添えるだけで、相手の肩の荷は劇的に軽くなる。最初から消耗品や気兼ねのない価格帯のものを選んで贈る配慮こそが、現代における最良の友情のあり方といえる。