離婚時、4歳だった長男の陽一郎氏の親権はさくらももこさんが持ちました。一人息子への愛情は極めて深く、彼女の育児エッセイや絵本にもたびたびその成長が刻まれています。
陽一郎氏はのちに「さくらめろん」というペンネームを用い、さくらももこさんとの共著という形で創作活動に参加しました。代表作『おばけの手』などの絵本企画やエッセイへの寄稿を通じて、母譲りの繊細な観察眼と柔らかな表現力を発揮。読者の間でもその才能は高く評価されました。
2026年現在、30代を迎えた陽一郎氏は表舞台に頻繁に顔を出すことはないものの、さくらプロダクションの中核として母が遺した膨大な作品アーカイブの管理や、新たなメディア展開・展覧会のクリエイティブ監修に携わっています。偉大な母の遺産に押しつぶされることなく、作品の世界観を尊重しながら次世代へと繋ぐ黒子として、堅実な役割を果たしています。