これほどまでに徹底したイメージチェンジを遂げた背景には、一体どのような葛藤と決断があったのでしょうか。本人が過去のバラエティ特番や手記で率直に語った告白から、その核心に迫ります。
第1の要因は、「作られたキャラクターの限界と精神的な疲弊」でした。憧れのアーティストに寄せて「妖精が見える」と発言していたものの、バラエティ番組などで追及されるたびにつじつまを合わせるのが苦痛になり、ある日「もう嘘をつき続けるのは無理だ」と限界を迎えたといいます。
苦悩した上田竜也は、恩師である故・ジャニー喜多川氏に「キャラクターに迷っている」と直接相談しました。その際、ジャニー氏から「YOU、それで行くなら一生キャラ変えられないよ」「自分に嘘をつかないで、素の自分のままでいなさい」と背中を押されたことが、仮面を脱ぎ捨てる最大の転機となりました。
第2の要因は、「ボクシングとの出会いと自己肯定感の獲得」です。2007年頃に始めたボクシングにのめり込み、毎日のロードワークやスパーリングを通じて心身を極限まで鍛え上げる中で、「自分は本来、体育会系で硬派な人間である」というアイデンティティを確立。無理に中性的な可愛さを演じる必要がなくなり、自然体としてのワイルドな魅力が開花していきました。