簡単に見えるコマ交換ですが、手順を誤るとパーツの破損や水漏れの悪化を招くリスクがあります。特に注意すべき3つのポイントを把握しておきましょう。
1. 古い水栓の「固着」による破損リスク
長年開けていない水栓は、カルキやサビでナットが固着しているケースがあります。力任せにレンチを回すと、壁の中の配管がねじ切れて壁内漏水を引き起こす恐れがあります。固くて回らない場合は潤滑剤を使用するか、無理をせず専門業者に相談してください。
2. 水栓の寿命(10年ルール)の見極め
コマを新品に替えても水漏れが止まらない場合、水栓内部の金属座面(弁座)自体が削れているか、水栓全体の耐用年数(一般的に約10〜15年)を過ぎている可能性が高いです。この場合はパッキン交換ではなく、水栓本体の交換が必要になります。
3. レバー式水栓(シングルレバー)との混同
上下左右にレバーを動かして温度や水量を調整する「シングルレバー混合栓」には、そもそもコマパッキンが存在しません。レバー水栓の水漏れは内部の「バルブカートリッジ」の故障が原因であるため、構造の違いを事前に確認しておく必要があります。