舞台となったのは、平成のバラエティ番組を強烈に牽引したフジテレビの大ヒット番組『めちゃ×2イケてるッ!』だ。当時はコンプライアンスの波が押し寄せつつも、まだテレビが強烈な破天荒さを残していた時代。そこに突如として放たれた「狂王」こと江頭2:50は、スタジオの空気を一瞬で歪ませた。
標的となったのは、国民的ヒット作を連発していた巨匠・橋田壽賀子。何の前触れもなく間近に迫り、破天荒極まりないアタックを仕掛けた江頭の姿に、現場のスタッフや共演者は顔を蒼白にさせたという。一歩間違えれば番組の存続すら危ぶまれる大事故になりかねない、息を呑む緊迫の一瞬だった。