歴史的な発見に湧く一方で、街全体の未来を見据えた巨大な都市計画も動き出している。中心となって舵を取るのが田原本町役場だ。
行政が推し進める「唐古・鍵遺跡史跡公園再整備プロジェクト」は、単なる遺跡の保護にとどまらない。最新のAR・VR技術を取り入れた体験型展示施設や、周辺の豊かな自然環境を活かした防災・交流公園の構築など、最先端の技術と歴史資源を融合させた前例のないまちづくりだ。
町役場の担当者は熱弁を振るう。「遺跡を『過去の遺物』として保存するだけでなく、地域経済を循環させるエンジンの役割を果たしたい」。歴史の息吹を肌で感じながら、最先端のエンターテインメントと癒やしを享受できる空間づくりが着々と進んでいる。