ブリュッセルのEU本部や欧州各地の国際会議で、フランス国旗は常に青地に黄色の星が並ぶ「欧州旗」と並べて掲出される。この2つの旗のバランスは、フランス国内における欧州派と主権派の対立をそのまま映し出す鏡となってきた。
特にスマートフォンやデジタルメディアでの表示が主軸となった現代において、デジタルスクリーン上での色彩再現(RGB値)の規格化が議論を呼んでいる。リアルな布地の質感と、画面上で発光するRGBのトリコロール。デジタル空間における視認性と国家の権威をいかに両立させるかという新たな課題に、フランス政府のデザインチームは今も緻密なアップデートを重ねている。