この爆発的な消費の波は、家庭内にとどまらず食品産業の流通データにもはっきりと現れている。
中華・エスニック食材の雄であるユウキ食品や、ビーフンでおなじみのケンミン食品といった主要メーカーの店頭棚では、ライスペーパーの回転率が急上昇した。本来は春巻き用として年間を通じて安定推移していた商材が、スナック需要という予期せぬ用途で買われているのだ。
背景にあるのは、小麦粉を避けるグルテンフリーダイエットの定着だ。小麦アレルギーを持つ子どもを持つ家庭や、体調管理にシビアな層が、小麦スナックの代替品として米粉シートに目をつけた。メーカー側も大容量パッケージの展開や、より破れにくく扱いやすい製品改良を進めるなど、供給体制を強化している。