政治・行政の現場において、麻生氏の存在は単なる「金持ち政治家」にとどまらない。財務大臣として史上最長となる在任期間を記録したことからもわかるように、国家財政の舵取りや税制改正において官僚機構を掌握する手腕は高く評価されてきた。財政再建派と積極財政派の衝突が激化する中でも、独自の理念を保持し続けた。
また、外交面においても、欧米の政財界要人や王室との太いパイプを活かした独自のアプローチを展開してきた。自身の豊富な資金力を背景に、派閥のパーティーに依存しすぎない強固な支持基盤を構築したことは、与野党の攻防においても独自の交渉カードとして機能した。