インターネット上のヘアアレンジ情報には、「毛量が多い人はとにかく特大サイズのクリップを選べば解決する」といった言説が散見されますが、これは半分正しく、半分は誤りです。
クリップのサイズ(全長)だけを大きくしても、爪の深さ(ホールドの内径容積)が浅い製品の場合、髪の厚みに押し出されてクリップが開いてしまい、かえって落下しやすくなります。多毛の人が重視すべきは「全長」ではなく「爪の深さと噛み合わせの歯数」です。
また、「シリコンゴムで結んでからクリップで留めるのはダサい」という誤解もありますが、プロの現場でもベースに目立たない極細シリコンゴムを1本仕込む手法は日常的に使われます。ゴムの結び目を引っ掛かりとして利用することで、クリップの保持力は3倍以上に跳ね上がります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
多種多様なヘアクリップを前にして迷った際は、以下の客観的基準で自己診断を行ってください。
【高機能バンスクリップ・ワニクリップを選ぶべき人】
・毛量が普通〜多めで、ワンアクションでフルアップを完成させたい人
・髪を結ぶゴムの締め付けによる頭痛に悩んでいる人
・オフィスと自宅でオン・オフの切り替えを素早く行いたい人
【フラットクリップ・小型ダッカールに留めるべき人】
・ショート〜ボブヘアで、サイドや前髪の邪魔を防ぎたい人
・仕事後に予定があり、セットした髪に一切の結び跡・折れ跡を残したくない人
・極度の頭皮過敏や偏頭痛持ちで、わずかな牽引ストレスも避けたい人