Vaioキーボード外し方と隠しネジの罠!ツメ破損を防ぐ分解交換術

Vaioキーボード外し方と隠しネジの罠!ツメ破損を防ぐ分解交換術

今注目を集めている Vaioキーボード外し方と隠しネジの罠!ツメ破損を防ぐ分解交換術について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

分解作業において最もトラブルが集中しているのが、キーボード周囲を固定しているプラスチック製ツメの破損です。SNSや知恵袋の投稿を検証すると、「隙間にマイナスドライバーを突っ込んでこじ開けたら、バキッと音がして固定できなくなった」という事例が頻発しています。この悲劇が起きる最大の要因は、薄型・軽量化を極限まで追求してきたVAIO独自の筐体設計思想にあります。

かつての旧ソニー製VAIO(VPCSシリーズやFitシリーズなど)の一部では、キーボード上部の隙間に極小のツメがあり、表側から押し込むことでキーボードユニットが浮く構造が存在しました。しかし、近年のVAIO(S11、S13、SX12、SX14、Proシリーズなど)は、剛性を高めるためにキーボードとパームレスト、あるいはインナーシャーシが極めて強固に一体化されています。これら裏面からネジ留めされているモデルに対して、表面からヘラを入れて無理にこじ開けようとすれば、固定ツメが粉砕されるのは当然の物理的結末といえます。

さらに初心者を阻む最大の障壁が、一見して見当たらない裏面隠しネジ位置の存在です。VAIOの底面には露出しているネジのほかに、ヒンジ付近のゴム足の内側や、型番シールの下、あるいはダミーカバーの奥深くにネジが隠されているケースが多々あります。底面のネジをすべて外したと思い込み、筐体を力任せに開こうとすると、この隠しネジを支点にフレームへ過度な応力がかかり、キーボード周辺の樹脂フレームが修復不可能なレベルで割れてしまいます。ツメを外す前に「隠れている固定箇所が完全にゼロになっているか」を確かめる工程こそが、成否を分ける分水嶺となります。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。